渋谷区内17の公共トイレが、建築家やクリエイターによって生まれ変わる「THE TOKYO TOILET」プロジェクト
興味深い公共トイレプロジェクト「THE TOKYO TOILET」が8月5日にオープンになった。このプロジェクトは多様性を受け入れる社会の実現を目的とし、東京都渋谷区内の17カ所に新しい公共トイレを順次設置していく。
参加クリエイターは、建築家の坂茂、槇文彦、伊東豊雄、安藤忠雄。藤本壮介、片山正通、NIGO、、など。
>>>以下、引用
トイレは日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴。しかし、多くの公共トイレが暗い、汚い、臭い、怖いといった理由で利用者が限られている状態にあります。本プロジェクトでは、渋谷区の協力を得て、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを区内17カ所に設置します。世界で活躍する16人のクリエイターに参画いただき、優れたデザイン・クリエイティブの力で、インクルーシブな社会のあり方を広く提案・発信することを目的としています。加えて、従来に比べ清掃をはじめとしたトイレの維持管理を強化することで、訪れた人々に気持ちよく利用していただき、さらに利用者自身が次の人のためを思う「おもてなし」の心の醸成も目指していきます。
location mapは、ついスタンプラリー気分で散策して全部を制覇したくなる。まだ、散策前のため、今日はwebサイトの紹介のみ。
◉THE TOKYO TOILET
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200805-46948.html
◉Location Map
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2020/08/new_pr_20200803_01-1.pdf

出典:TOKYO THE TOILET

出典:TOKYO THE TOILET
便器の部分の話になるが、日本の公共トイレには、なぜ未だに1つはトルコ式トイレのような和式が残っているのだろうか。綺麗好きで洋式に座ることが嫌な人がいるから?安価だから?古い常識を捨てられないのか?などなど情報はいくつかあるが、納得のできる答えは見当たらず。謎は深まるばかり。
確かにトイレは日本が誇れるプロダクトだと思う。ただ、今の洋式便器の形状は欧米の便器から進化させたもので形状は大きくは変わっていない。これが最高の最終形なのだろうか。200年後はどうなっているのだろう。そんなことも想像しながら、このTHE TOKYO TOILETの空間を楽し見ながら散策してみようと思う。
最後に、このトイレのデザインをする16人の建築家やクリエイターの中に女性が2人しかいないことに違和感を感じる。トイレは身体的に男女で使い方が異なる。「多様性」というテーマを掲げ、男性建築家やクリエイターの名前を列挙して堂々と「グローバル発信」。いやいや。日本の男性が優秀すぎるのかもしれない、、、ならば、この企画自体を「男性トイレ」に絞るのもよかったのではないだろうか。
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