流行をなぞるのをやめないか?
私たちは「流行」「トレンド」という言葉に弱いと思う。日々多くの雑誌やネットで流行を目にするし、私自身も気になるし、マーケティングを行い、セミナーをやることなどもある。
マクロで時代背景や経済、行動心理を調べ、ミクロで考察、観察する。マーケティングの基本として大切だと思う。しかし、雑誌やトレンドセッターの言う、「これが流行っている」「こういうものが多かった」という話をなぞって、似たことや似たものを作るのには違和感がある。
そこには、オリジナリティがないからだ。
特に「ヨーロッパでは〇〇が流行っている。こういうものが多かった」は大好物な人が多いように思うが、これを真似てる時点で、考えるのを放棄しているような気がしてしまう。
“What?”何が流行っているか?何が多かったか?を知ることは大切だから、もちろん雑誌やネット情報を収集することは必要だと思う。
しかし、”Why?”なぜ流行っているか?を探り、自身の経験と知識で考察することが大切だと思う。もはや「何が多かったか?」はどうでもいい情報だ。
欧米ではむしろ多かったものじゃないことを考え始める。人と違う方が素敵だから。
こういった思考は、モノのデザインだけではなく、ライフスタイル全てに言える。小さな子供や会社に新入社員が入ってきた時などに、Why?Why?なぜ?なぜ?という言葉をよく聞く。そういう時に、自分がただただ「これが多いから。」に流されていたことに、ハッと気づく。
流行っているものをなぞるのではなく、なぜ?”why?”と理由を探し、オリジナルのものづくりをする。積み重ねが新しい時代を作る。
皆がやっているから、皆がこうだから、そうする。「それが正解。」ではなく、”Why?”を考えてみる。こういう時代だからこそ、より丁寧に”Why”を考察し、多様な人たちと議論し、私なりの”How”「オリジナル」を導き、提案をしていきたい。
◉何が多かったか?という流行をなぞるのではなく、Why?から考えることの重要性
◉多様な人たちに発信したり議論することの重要性
◉オリジナリティ(個性)が新しい時代を作ると信じている→超主観!