webミーティングの空気感
新型コロナ渦により、多くの企業が急速にテレワークを実施した。
その中で、多くのコミュニケーション手段が、webミーティングとなった。
しかし、比較的高齢の人ほどwebミーティングが苦手だ。というアンケート記事を見かける。理由はなんだろう。つなぎ方がわからないから?アプリが難しい?ネットに慣れていない?などもあるかと思うけれど、「空気感が感じられないから」ではないかと思う。→持論です。
会議にも空気感というものはある。空気感には、「場所的な要素」と「人的な要素」があると思う。私たちは、そんな空気感、雰囲気を読むことで発言のタイミングをはかっている。人とコミュニケーションするためには、この空気感はとても重要。だからこの空気感を感じられないwebミーティングが苦手なのは非常によく理解できる。
しかし、この「空気感を読む。」ということは、悪い方に考えると、忖度することにもつながる。同調圧力が起きやすく、時に特定の誰かが喜ぶ発言をしたり、、、同じ人のアイデアしか通らなくなる。誰の発言か?が重要になり、本質ではなくなっていく。これによって新しいアイデアが潰れていく可能性は大いにある。
新しいアイデアを出し合うミーティングは、そんなに空気感を読まなくてもいいwebミーティングにすることで、本質を引き出す。むしろ良いのかもしれない?!とさえ思う。
個人的には、会社でアバター会議をしてみたい。あの「あつ森」で会議。性別や役職、経験、外見や国籍など背景や空気感がない中で、これからのこと、次のイノベーションのことなどを語り合ってみたい。
今後、人体の負荷データや感性をデータ化することができればwebミーティングの中で空気感をコントロールできる世界もやってくるかもしれない。その時は、バーチャルの中で空気感をデザインしていくことになる。それはそれで、楽しみだと思う。
◉高齢になるほどwebミーティングが苦手なのはなぜか考えてみた。
◉今のwebミーティングでは空気感、雰囲気は共有できないことが残念。
◉しかし、空気感は時に忖度につながる。
◉自由な発想の発言を促進するためには、空気感はない方が良いこともあるかも?
◉人体負荷データや感性データの研究から、web上でも空気感のデザインをする時代になる。