空気感_ニューノーマル時代

ニューノーマル時代の空気感とトレンド

新型コロナウィルスにより、人々は行動を制限された。いまだ世界ではおさまる様子はないが、日本ではある程度抑えることができた。しかし、まだ100%の安心がない以上、潔癖で真面目な私たちは気をつけながら生活している。そんな中で、精神的にも限界になる人もいる。まだ終わっていないコロナ渦の中で、日々新しい情報があり、ニューノーマルを語るのはまだ早い。しかし、今日はあえて、今年から来年のトレンドとして考えていみたい。それは、「トレンド」にとどまらない。今、語り合うことや考えることが、これからの未来の流れを作るからだ。

今私たちの生活に一番大きな影響を与えているのは、新型コロナウィルスかと思う。こういったテーマから、「空気」「水」という根源的なものと「精神性」(そこには、文化やアイデンティティも含まれる)が重要になると思う。

コロナのような大きなパンデミックが起こると、それぞれが本質を見つめ、本質的な価値観が強くなるのではないか。こういったパンデミックの後、ミラノなどのデザイントレンドを見ていくと大抵がカラフルで華やかな方向へ向かっている。

ミラノデザインが大好きな日本人や世界は、一部では「カラフルで華やか」な方向へ向かうのだと思う。しかしそれは、あくまでも「イタリア人の本質」に戻った。ということで、世界中の人々が同じ本質ではないのではないか?と思う。
(他の都市は省略)ことに日本人の本質の中には、「素の美」という考え方がある。装飾的ではなく、素の美しさを追求する心。自然との関係性や空気感、質感を大切にする心。こういった考えで創られるデザインや空間、建築は、益々重要になってくるのではいか。と思う。

私は、場の空気感、質感が感じられる空間や建築はとても好きだ。
日本人として琴線に触れる感覚こそが、本質なのではないかと思う。
ニューノーマルな時代は、改めて、自分の、それぞれのDNA、内面を見つめる時代かもしれない。

◉近い未来のトレンドとしては、2つの方向性。
ミラノからくる「カラフルで装飾的」と日本的な「素の美」=空気感。
◉大きな流れとしては絶対に考えていかなくてはならない「サスティナブル」。これはもうトレンドとしてではなく、私たちが一つの生命体として地球に共存している以上、未来永劫のテーマになると思う。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール