サンローランが21年春夏ウイメンズコレクションをオンラインで発表
アンソニー・ヴィカレロ(Anthony Vaccarello)が手掛ける「サンローラン(Saint Laurent)」が、2021年春夏ウィメンズコレクションを日本時間12月15日発表した。
https://www.fashionsnap.com/article/2020-12-15/saintlaurent-21ss/
以下、引用
「サンローランは、新型コロナウイルス感染拡大を受けて今年4月に2021年春夏シーズンのパリファッションウィークへの参加を見送ることを発表。2020年内に予定していたスケジュールでの発表はキャンセルし、独自のカレンダーのもとコレクションを発表する方針を明らかにしていた。公開されたティザー動画には暗闇の中でカラフルに照らされるサボテンの様子が映し出されている。
オンラインでの発表となった2021年春夏コレクションは、広大な砂漠がランウェイに。これまで参加してきたパリのファッションウィークはタイムテーブルや招待客などの制限があったが、それらを取り払うからこそ実現できた、白昼夢のようなロケーションだ。
2020年秋冬シーズンに目立ったラテックス素材のパンツをはじめ、肩を強調するテーラードジャケット、肌を大胆に露出するドレスなど、身体のシルエットを引き立て、妖艶でストイックなイメージのコレクションを発表してきたアンソニー・ヴァカレロだが、今季は安らぎを求める人々に寄り添い、よりコンフォータブルでしなやかなコレクションとなった。
2021年春夏コレクションでは、今日のように混沌とした時代だった1960年代のアーカイヴに着想し、柔らかなシェイプのジャージー素材にフォーカス。テーラードジャケットやシルクブラウスに合わせるのは、身体に沿うバイカーショーツ。花柄のシフォン素材にマラブーフリンジをあしらったチュニックやミニドレスは、リラックスした時間を過ごすためのホームウェアとして提案した。チュニックとトラウザー、大ぶりなポケットを備えたジャケット、テーラリングに裏打ちされたロングジャケットは、新しい「ル・スモーキング(Le Smoking)」のスタイルだ。なお、一部ジュエリーは、フランス人アーティスト 故クロード・ラランヌ(Claude Lalanne)がデザインしたもので、モノトーンで落ち着いたカラーのコレクションに華やかさをもたらした。
アンソニーは今季のコレクションについて「物事の本質にフォーカスしたかったのです。でも暗いものや重さを表現したかったわけではありません。コレクションの舞台となった砂漠は、私にとって静けさや解放感、スローリズムを象徴する場所。素材は柔らかい素材を選び、ミニマルでありながら穏やかなコレクションに仕上がりました」とコメント。混乱の時代に生きながらも、自分自身のために着飾ることへの希望や情熱、心地よさと自信への憧れを、身体を締め付けずにボディラインを美しくみせることで表現した。」
砂漠でのコレクション。FASHIONSNAP.comに上がっている動画も是非見てほしい。https://www.fashionsnap.com/article/2020-12-16/saintlaurent-21ss/
今、ここで生まれたかのような世界観に感動し、心に刺さった。
Covid-19のため、場所に縛られなくなったことで新たな発信へとシフトし、より強くコレクションの世界観を不特定多数に発信しているところなど、本当に素晴らしい。
また、私の専門分野でもあるインテリアや建築でも、「過去のアーカイヴからの着想」という点を強くし、1960年代から70年代の混沌とした時代に着目しており、ファッションとインテリアに共通点も感じた。
1965年東京オリンピック。→2021年に。
1969年アポロ月面着陸。→宇宙ブーム。
1970年代へ向かい混沌とした中でのエコ意識の高まり。
フォローしたいキーワード
◉静けさや開放感、スローリズムの象徴
◉柔らかな素材
◉ミニマルでありながら穏やか
◉(私が砂漠に感じるイメージとして、)自然がつくった造形
Creative Renaissance
生まれ変わる力。サステナビリティ
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