maison owl_洞窟のようなレストラン

建築家石上純也氏が設計した洞窟のようなフレンチレストラン「maison owl」が、夏に、山口県にオープンする。

オーナーシェフは地元宇部市出身の平田基憲氏。まるで洞窟のような空間は、「シェフの隠れ家にゲストを招き、ロマンを感じる時を過ごしていただきたい」という平田氏の思いから、25年来の友人である建築家・石上純也の設計で造り上げられたもの。

「時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくようなものを。」というシェフの思いで2013年から構想が開始。これまで、パリ「カルティエ財団現代美術館」での大規模個展はじめ、ニューヨーク「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」、ローマ、ロンドン、上海、東京などで当プロジェクトが紹介されていて、世界中から注目が集まるプロジェクト。

パリ「カルティエ財団現代美術館」個展で展示された模型

1万年前からありそうで
1万年後にもそこにありそうな

webサイトはオープンしている。
「時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくようなものを」
シェフの隠れ家にゲストを招き、素材を感じるフレンチを振る舞うレストランです。トリュフの香りが漂う洞窟は、食材やワインへの感受性が高まる魅惑的な空間。

以前、友人が、イタリアのヴェネツィアのビエンナーレで、石上純也氏の作品展示の造り込みを手伝った時の話をしてくれた。気が遠くなるような繊細な作業だったと言っていたのを思い出した。この建築の工程はもっともっとだろう。

しかし、心から吸い込まれるような、そこにしかないものだと思う。
今の時代にここまでそこにしかないもの。は希少だと思う。

いつか必ず、食事をしに訪れたい。
1万年前からそこにあり、1万年後もそこにあるようなロマンを感じながら。

◉Webサイト
https://www.maison-owl.com/
この中の施工動画には心が揺さぶられた。

https://creationphilia.com/アントロポセン_人類の時代/

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