インフルエンサーの行動を促す力

インフルエンサー界でシフトが起きている。これからは、人々をやる気にさせ行動を促す力を持った新しいインフルエンサーが脚光を浴びる。

モバイルテクノロジー、インターネット文化、消費者の価値観の変化から、インフルエンスの源と力はここ10年で劇的な進化した。
10年前はインフルエンサーは広告塔であり、彼らを通して商品を販売できるコンテンツでもあったと思う。スポンサードポストは、フェイクニュースに溢れ、同じような投稿に飽き飽きし、中身のないSNSチャンネルに共鳴しない流れが起きている。

しかし、新たなインフルエンサーは、advocate(アドボケイト)=代弁者とも言われ、さらに、権威、専門知識、真正性、価値感を広め、製品重視ではなく、人間中心のストーリーや変化を喚起する問題に重点を置いている。
ソーシャルメディアは個人主義の場から集団主義の場へとシフトし始めている。これにより、SNSの使い方に変化が起きていると感じる。人々は広告塔としてのモノの誇示を避け、「プラットフォーム」を社会のために利用するようになっている。

これからは、人々をやる気にさせ、行動を促す力を持ったソーシャルプレイヤーが重要になると思う。

人々はおすすめ商品から、学びや政治にいたるあらゆる分野において、信頼の置けるチェンジメーカーを求めている。
アドボケイト=代弁者は、権威、専門知識、真正性、価値感を使ってインフルエンスを広める。彼らは人間中心のストーリーと変化を喚起する問題に重点を置くが、だからといって商品を売る力がないわけではない。彼らはブランドと意義のある繋がりを築き、長期的なパートナーシップを通してフォロワーの購買活動を促す。アドボケイトをブランドパートナーとして吟味することはマーケターたちの新たなスタンダードになりつつある。

アンバサダーマーケティング企業としてリブランドしたFohr https://www.fohr.coは、「インフルエンサー」という言葉を見直し、長期的な「ブランドパートナー」戦略を打ち出し、目的意識を持ったインフルエンサーたちをブランドと結びつける。

特定の分野にフォーカスしたインフルエンサーが、Twitterやニュースレターで頭角を現し、彼らの専門知識や意見に注目が寄せられている。

私たちは、多くの専門的な情報をいつでも選び、見ることができる。システム構築やフィットネス、東京大学やマサチューセッツ工科大学の量子力学の授業などもだ。

ところで、「Unfluencer(アンフルエンサー)」という造語が、2019年、アメリカ・ニューヨークのメディア『The Cut』のジャーナリスト、マリサ・メルツァの記事に登場した。

そもそも「Influencer(インフルエンサー)」とは、ラテン語の「Fluentia」に基づいて派生したワード。「Fluentia」は日本語で「流れ」。「Influencer」=「流れに“Inする=貢献する”人」となる。インフルエンサーは、「この人の価値観とかライフスタイルとかが好きでコピーしたい〜!」って思われるような人物。それとは逆で、「Unfluencer(アンフルエンサー)」は、「流れを“Unする=止める”人」だそう。

私はインフルエンサーに流されていくだけではなく、多くの専門知識を集め、「自分で考える。」「自分で決める。」時には違う意見を持ち、アンフルエンサーとして発信しても良いと思う。違う意見を話し合うことで、新たな可能性や時代、関係性が見えてくる。私たち日本人は空気を読むことや流れに流されるのが得意で、流れを止める人を変人扱いして嫌う。人は本来、多様で、皆意見は違うもの。という前提で考えると、正直に意見をしているに過ぎないのではないかと思う。
是非、アンフルエンサーにもチャレンジしてみたい。

https://creationphilia.com/sense3/

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