エコ、サスティナブルは非常に重要なテーマになる中、何度も再生し、限界まで活用した素材「ヘビーユース素材」をさらに、混合「コンポジット」して活用する素材に注目している。
何度も再生していくと、多くのものが混ざって、くすんだ色味になっていく。
このくすんだ色味が、サスティナブルの証でもある。
アメリカのStevennakounの花瓶は、Maltha社の廃ガラスで作られている。何度もリサイクルなどして使い込まれているため、ガラス業界ではもうリサイクルされることはない。しかし、多くの実験を経て、なんとかガラスを膨張させ、新たな生命を与えてる。

こちらは、GAETANO DINAPOLIのポリウレタンフォームのリサイクルで制作したベンチ。ドイツのCARSTEN IN DER ESTで発表されている。

このコントロールしていない。いや、コントロールできない色味はひとつひとつの個性を生み、貴重なものにもなる。
地域や文化によって、廃棄物の色味も違うため、同じ廃棄物を収集して地域性のあるリサイクルプロダクトができたら面白い。
スポーツブランドは、各社多くの研究や取り組みを行なっている。
ほんの一例だが、コンバースリニューは、無駄のない未来に向けたデザインの取組みを行なっている。

また、こういった素材を使って、高級ブランドが、丁寧なプロダクトや縫製でとても美しく洗練されたものを創り、商品化していくような動きもでている。
フェンディは、環境の持続性と社会的責任への継続的な取り組みを強調している。
環境の持続性と社会的責任に特化した取り組みについて発信するため、公式ウェブサイト「fendi.com」上に新たなセクションを開設した。
「環境」「サプライチェーン」、そして「コミュニティ」という3つの主要なセクションに関する情報を提供する新ページ「fendi.com/sustainability」では、フェンディのハイエンドで耐久性ある製品に使用される持続可能な材料、優れた環境特性を持つ生産現場と店舗、サプライチェーンの透明性と責任性、ローマのマッソーリアカデミー(Massoli Academy)を通じた若い才能を育む教育と訓練への長期的な取り組み。
さらに「LVMHインスティテュート・デ・メティエ・ド・エクセレンス(LVMH Institute des Métiers d’Excellence, IME)」トレーニングプログラムに関する詳細を発信している。

新たなものに蘇らせるときに、どれだけ愛情をかけられるか、敬意をもてるかはとても大切になる。
エコ、サスティナブル、世界が本気で取り組み始めた。
さて、日本はどこまで本気で取り組めるだろうか。ファッション感覚ではなく。敬意をもって丁寧に美しく洗練されたものとして蘇らせることはできるだろうか。日本の技術があれば、きっとできるだろうと思う。
先日、仕事で北欧のテキスタイルブランドを訪れた時、「北欧ではエコ意識が非常に高く、さらに美意識も高い。エコでも美しく、審美性は人の心を豊かにする。」「しかし、日本では、抗菌などの機能が何より大切だ。エコや審美性は優先順位が低い。」と。
さらに、コスト重視される。
日本がもう豊かな心を取り戻せないか。
ひとりの小さなおもい、小さな力でも、発信しながら考えていきたい。