色を変えたり、形を変えたり、消えたりすることができる超自然的で一時的な素材であるバイオファブリケーションは、変化する時代の代表的な素材となり、新た時代へのメッセージとなる。
バイオファブリケーション:
例えば、藻類とシルクタンパク質の生体材料を使用して、3Dで生成されたカビから形成されたサーペンタインレースドレス(スカーレットヤン)。
気候の湿度と温度に応じて形が変化し、雨、川、または海水で数時間で生分解される構造だ。

https://nextnature.net/magazine/story/2020/next-generation-scarlett-yang

https://nextnature.net/magazine/story/2020/next-generation-scarlett-yang
他にも、
◉藻類ベースのCircularOceansスパンコール素材(CarolynRaff)https://carolynraff.de/circular-oceans
◉花や食品廃棄物で着色されたAlicePottsによる3Dプリントのバイオプラスチックフェイスシールド
https://www.dezeen.com/2020/10/27/alice-potts-biodegradable-face-shields-food-waste-ngv-triennial/
これらには、新しいインスピレーションを感じる。

こういったバイオファブリケーションのような創造的で生態学的な可能性を活用し、体験を起こさせる素材は、世界中で研究が進んでいる。
バイオファブリケーションは、新たな時代のメッセージになり、未来の代表的な素材になっていくと考える。

https://www.werewool.bio/
他にも、「液体の流動性」や「光の変化」「生分解性」などを内包した素材にインスピレーションと可能性を感じる。これから少しずつ紹介していきたい。