バイオファブリケーションは、色を変えたり、形を変えたり、消えたりすることができる超自然的で一時的な素材。変化する時代に注目したい。
まず、「消費者マインドに影響を及ぼす要員」を様々な情報からまとめた。
時間の感覚:
covid-19により、時間の感覚をなくし、スマホやデバイスから逃れることができない現在に苦しむ人もみられた。
私たちは同じことをし続けながらも、同じタイミングで行わない非同期社会へと足を踏み入れた。そのため、仕事のスケジュールや社会との関わりに基づく社会的時間と体内時間にズレが生じるソーシャル・ジェットラグが起こり、社会の分断化を進め、時間の感覚を歪ませている。
無感覚:
一度にたくさんの感情を体験するより、心を麻痺させ、シャットダウンする方が簡単なことに気づいてしまった。
生産性の文化の中で生きる私たちは、生活に追われながら、シグナルのないノイズを常に受け取っていて、感覚を麻痺させることはこれに対処する方法になってしまった。
クライシスモードをずっと続けているとストレスや不安が悪化し、自分を見失う。これを人生を考え直す機会として受け止め、本当に大事な人やモノは何かを探り、目指す未来を見つめ直す人もいる。
一方で、突如として人生の意義を考えなければならないこの状況に戸惑いを感じ、疲弊や絶望感を悪化させる人もみられる。
こういう無感覚が襲った時は、あえて流行に乗ってみるのも一つの方法ではないかと思う。例えば、あつ森やクラブハウスをやってみる。とか、鬼滅の刃を読んでみるなど。時代を面白がるくらいの楽観性から、感覚を取り戻せることもある。
希望:
気持ちは回復に向かい、人々は主体性を持ってこの変化を推し進め、消費者は新世界の構築に焦点を置くようになる。
そんな中、夢の変更を余儀なくされ、怒りが新たな限界に達したZ世代は、世界を改善していかなくてはならない危機感を抱えている。彼らが直面する重大な問題の多くは、前の世代から受け継いだものだ。人種差別や経済格差の問題だけでなく、深刻化する環境危機にも取り組んでいかなくてはならない。
前の世代が、いまだ権力と私欲にしがみついていることに哀れさを覚える。彼らは、経済、環境、そして文化の面でも、前とは勝手が違うことに気がつきもしない。
2020年にSpotifyが行なったグローバル調査では、回答者の62%が社会をゼロから作り直すことに前向きな姿勢を示した。
希望、そして、社会を復興、改革、再考するチャンスに気づく人々は、突き動かされる。
私たちを縛ってきた「経路依存性」を壊し、自由にゼロから構築していくチャンスでもある。社会も、「超自然的に変わり続ける構造」になっていくことを願いたい。
サラリーマンの哀愁